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皇なつき NATHUKI SUMERAGI (日本:1967-)

立命館大学文学部卒。絵がとても上手い漫画家さんだが、美大出身という噂は嘘らしい・・・(本人も全面否定)8月21日生まれだそうだが、島ネエは22日生まれなので1日違いである(生年が違うしどーでも良い情報)

中華系の漫画が有名だが、デビュー作の『蛇姫御殿』は鎌倉時代物。
『雨月物語』を思わせる怪奇漫画・・・。(ホラーではない)皇氏の好きそうな題材だ・・・。(私も大好きだ)

どちらかというと挿絵の方が有名で、イラストレーターとして認知されているが、本人は漫画に愛着を感じていらっしゃる様で、自身の事を頑なに『漫画家』と称されている。長年のファンとしてはやはり、オリジナル作品を読みたい気持ちが大きいので嬉しい限りだ。
漫画、小説挿絵、ゲームコンセプトデザイン等、精力的に仕事をこなす。中国・日本・韓国の歴史造詣には本当に感服いたします!
近頃は現代漫画も描くことが多く、絵も昔のような京劇の影響から脱してきたようだ。

作品総評 花情曲(はなのこえ)1991年/恋泉 花情曲余話(れんせん はなのこえよわ)1998年
91年に出展された初文庫。漫画って、文庫って言わないですよね。まっいいか。デビュー作収録。
京劇魂全開です。初めからこんなに細かくて良いのかって言うほど細かい!!指の動きやひだの流れ方がかなり演劇っぽいです。宋貴祥シリーズは、7年後再び描かれているが、待春が全然違う!!線が太い!!墨絵の影響がかなり出ています。トーンを使わないですね!そこが好きです。その時々のこだわりが比較できて、筆者はお嫌でしょうが、どちらも甲乙つけがたく大好きです☆
唐代、宋貴祥は博識で詩を愛する男で、家門の栄光のため官士を目指す親孝行息子。宴の席で探花使を命じられた彼は、長安一の牡丹の園である玉縁寺で牡丹の精、待春に出会う・・・。


梁山伯と祝英台(りょうさんぱく と しゅくえいだい)1992年
文庫でしか持っていないのですが、読んで思ったのは、バッドエンドで終わる『金枝玉葉〜君に逢いたくて』in唐代って感じ?(すいません・・・。)レスリーファンにしか通じないか。あすかDXで欲しかったのですが絶版です。
古本屋で探します・・・。
女の身で学問を志した祝英台は、男装して杭州の書館に入学する。そこに至るまでに出会った梁山伯は、女とは知らないながら英台に魅かれていくが・・・。

李朝・暗行記(りちょう あんぎょうき)1993年
『冬ソナ』や『宮廷女官 チャングムの誓い』が放映される10年も前に李朝を題材にした漫画があったんです。
それがコレ。私も『チャングム』熱で、ほんの少し李朝についてお勉強したんですが、ひとつふたつ突っ込むなら・・・。
P46で、『今年の科挙で主席合格した』(『北辺の疾風』P78にて金英山が談)尹寿驥(ユンスキ)の官服が、双鶴胸背(文官のお偉いさんを表す)なんですか?てゆーか、辺地の金英山に、暗行御史だってばれるなんて、隠密行動の意味はあるのか!?
それ以外は突っ込みどころがあまり無いです。素晴らしいです。グレート!!
李朝、暗行御史として朝鮮を視察する尹寿驥の物語。


燕京伶人抄(ぺきんれいじんしょう)1995年/燕京伶人抄 女児情(ぺきんれいじんしょう にょじしょう)1997年
『さらばわが愛 覇王別姫』トリビュート作品。レスリーが漫画になっている!!と買った当時はびっくりした。が、話は別物。ちなみに『落花流水』に出てくる曹玉芳は、『ラストエンペラー』のジョン・ローンだ。
『さらばわが愛〜』の熱狂的ファンであった私の愛蔵書。皇氏もお好きなのはとても嬉しい事だ。京劇をここまで絵にするなんてすごい。一冊だけ買うならこのシリーズがオススメですね。
1920年代の北京。京劇役者、楊洛仙と彼を取り巻く人々の物語。
         

黄土の旗幟のもと(こうどのきしのもと)1996年
この漫画のすごいところは、李自成って、日本ではマイナーな人にこんだけ早い段階から注目して描いたって事だけど、(私もこの漫画で知ったんですが)残念ながら中途半端に終わっちゃってるんですよね。
どうせなら最後まで描いて欲しかった・・・。紅娘子が良い味出してると思います。男装の麗人って事で、古今東西皆こうゆう女人好きですよねー。
一番最後のページに『中国帝王図』の前衛ともいえる人物&肖像画が5、6人書かれていて、国姓爺鄭成功なんかステキ☆そうゆう点ではお気に入りです。
宋末、腐敗しきった世に凄然と現れ、散って行った李自成と彼を取り巻く人々の話。


始皇帝暗殺(しこうていあんさつ)1999年
チェン・カイコー監督作品『始皇帝暗殺』の漫画化。ニュアンス的に少々味付けされていますが、基本設定は映画と一緒。この映画、ヒットしなかったんですよね。お金かけたのに・・・。だからって、チャン・イーモウ監督の真似して『PROMISE 無極』とか作っちゃって、大丈夫なんか?
ともあれ、漫画は荊軻がカッコよく、趙姫が美しく描かれています。ええ。ですが、映画と比べて漫画っぽい(漫画だけど)絵が綺麗で良いのですが、皇氏の画力というか、絵巻物的な良さが前面に表れていない気がします。
凄腕の剣客・荊軻と秦王、側室の趙姫の三人の陰謀や愛を描いた作品。

山に住む神(やまにすむかみ)2000年
久々の李氏朝鮮モノ。あと中世のおフランスモノ。古代の趙国、近代の中国の遊郭などバラエティーに富む短編集。長編ではないので簡単に読める。福袋のような感じ。でもあんまり思い入れが無くてすいません。

黒猫の三角(くろねこのさんかく)2002年
現代推理小説の漫画化。・・・わたしゃ歴史モンが好きなんで。